トピアリーとして使える植物は様々ありますが、王道と言えばボックスウッド。
西洋柘植と呼ばれる物ですが、近年の夏の酷暑や冬の寒さにもとても強いので、欧米を中心にとても人気です。
柘植というと少しつまらない印象かもしれませんが、トピアリーとして仕立てて素敵な鉢に植えると、とてもエレガントな雰囲気を出す事ができます。
今回はボックスウッドのトピアリーについて、特徴や日本の柘植との違い、剪定の仕方をご紹介します。
ボックスウッド(西洋柘植)とは?
ボックスウッドとは、ツゲ科ツゲ属の常緑低木で、和名を「西洋柘植」と言います。
刈り込みに強いため、ボールのように仕立てたトピアリーや、生垣として使用されます。
葉は小さく明るい緑色ですが、冬になると褐色に。

上の写真は我が家のボックスウッドですが、冬はびっくりするほど葉の色が変わります。
春になればこのように、また綺麗な緑色が戻ってきます。

白い小さな花を咲かせたりもしますが、私は花より緑色のトピアリーとして鑑賞したいので、花を咲かせる前に剪定してしまっています。

チューリップが咲く頃に剪定すると、綺麗な緑色のボールが復活。
チューリップの鮮やかな色が緑に映え、とても春らしい雰囲気。
日本の柘植との違い
ボックスウッドの唯一の欠点は、ホームセンターなどで気軽に入手しにくいこと。
園芸センターや大きめのホームセンターでは見かけますが、ボール状に刈り込んであるものはなかなか見かけません。
ボール状のトピアリーとなるとお値段も張るので、まず柘植でトピアリーを作ってみたい方は日本の柘植を使うこともオススメです。
こちらはマメツゲで作ったトピアリー。

刈り込む前は縦に長くボーボーだった物ですが、よく見るとたくさん伸びた幹の中から、中心から一本まっすぐ伸びた太い幹が見えたので、トピアリーにぴったりだと思い購入しました。
余計な幹は思い切って切り落とし、ダブルボールのトピアリーに。
マメツゲならどこでも見かけますし、お手軽に始められます。
日本の柘植の特徴としては、葉の色は西洋のものより濃く、葉は小さめ。
こちらも厚さ寒さに強いです。
ボックスウッドの剪定方法
ボックスウッドのトピアリーの魅力を最大限に引き出すには、綺麗に剪定する必要があります。
丁寧に刈り込まれたトピアリーは、それだけで彫刻のような魅力が。
剪定の時期は基本的に、真夏や真冬を除けばいつでもOK。
私は春に新緑を楽しみたいので強剪定をし、梅雨明け頃に風通しを良くするためのお掃除感覚で軽めの剪定。夏の間に伸び放題になった物を秋の初めに再度強剪定し、シルエットを整えます。
こちらは秋の強剪定の様子。
夏の間に成長し、シルエットが崩れています。

刈込鋏でトップから、小刻みに少しずつ剪定していきます。

何となくですが、斜めの部分は刃を斜め45度に保ち、ぐるっと一周。
真横に下がってきたら刃を真下に向け少しずつカット。
下の方まで来たらしゃがんで下からまた斜め45度に刃が当たるようにしたり、横から刃を入れたり。
前、後ろ、横、トップからといろんな方向からチェックし、飛び出た部分などは剪定鋏でカット。
こちらのボールもやっていきます。

サクサク小刻みにリズムよく刈込みます。

出来上がり。

まだ少し飛び出ている部分は、鋏でカットしていきます。
同じ時期に、花壇に植えたボックスウッドの剪定もしました。

調子に乗ってお多福南天もボール状に剪定。
パンジービオラなど足元に植えてもとても可愛いと思います。
今回はトピアリーの王道、ボックスウッドのご紹介でした。
トピアリーとして使える植物はまだまだ無数にあります。
常緑樹だと、コニファー、オリーブ、ローズマリー、月桂樹などなど。
花を楽しむトピアリーなら皐月やツツジ、バラやハイビスカス、紫陽花など。
トピアリーの基本的な形やおしゃれなスタイリング方法については、こちらの記事でご紹介しています。
今回は王道のボックスウッドのトピアリーのご紹介でした。


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