トピアリーとは、一般的には常緑の樹木や低木を鋏などで刈り込み、人工的に形をつくったものになります。

柘植などが使われる事が多いですが、丸くボール型に刈り込んだり、テーマパークなどでは動物型に刈り込んだりしたものも見られます。
最近の酷暑の中、草花だけでは魅力的なお庭を作ることが難しくなってきたと感じている方は多いと思います。
そんな中、常緑低木で作るトピアリーは暑さにも急な寒波にも強く、綺麗に刈り込まれた形はとても印象的でお庭の中でとても重宝します。
今回はそんなトピアリーの一般的な形や適した樹木、トピアリーのスタイルについてご紹介します。
トピアリーのスタイル
ガムドロップ
ガムドロップ(ガム玉)は、鉢の上からすぐ、丸いボール状に刈り込んだ形のボールがあるトピアリーです。
風が強い場所でも倒れる心配が無く、エントランスなどに使うのにぴったりです。
スタンダード
ロリポップ(ペロッペロキャンディー)とも呼ばれ、鉢から一本の太い幹が真っ直ぐに伸び、その上に刈り込んだボールが乗っているスタイルです。
エレガントな雰囲気が増し、インテリアの一部として多く使われるのもスタンダードになります。
ボールが一つなら普通のスタンダード。
二つならダブル、三つならトリプルと呼ばれ、プードルとも呼ばれます。
プードルスタイルは、コニファーを使うと意外と簡単に作る事ができます。
別記事で作り方をご紹介します。
幾何学的な形
円錐状のコーン型や渦を巻いたスパイラルが人気です。
縦に長い形を作りたい時は、コニファーなどがよく使われます。
コニファーは素敵な鉢に植えれば、それだけでトピアリーと呼ばれたりもします。
フレームを使ったスタイル
アイアンなどでできた金属製のフレームに、アイビーやワイヤープランツなどを巻きつけて形を作ったスタイルです。
ワイヤーで作ったリースにアイビーなどを巻きつけるスタイルのトピアリーは、作るのもとても簡単なので初心者さんにもオススメです。
ちょっと変わった形
その他にも、ハート型や動物の形、キャラクターの形などが、テーマパークではよく見られます。
私のブログでは、ほぼこちらの形はご紹介していません。
家庭でも簡単に楽しめる形だけご紹介しています。
トピアリーに適した樹木
一般的にはトピアリーは常緑の葉の小さい樹木が使われます。
刈り込みに強く密に茂る樹木であれば、形を綺麗に作る事ができます。
主に使われる樹木はこちら。
常緑樹
- ボックスウッド(西洋柘植)
- マートル(銀梅花)
- コニファー
- ローリエ(月桂樹)
- オリーブ
- ローズマリー
- ウェストリンギア
これらは葉が密に茂るので、綺麗な形を作る事ができます。
花も楽しめる樹木
- バラ
- 紫陽花
- ハイビスカス
- ラベンダー
- 皐月
- ツツジ
バラや紫陽花などのトピアリーを自分で一から作るのは非常に難しいですが、日本で比較的安価に手に入る皐月やツツジなどで自分で仕立てる事もできます。
常緑樹のトピアリーも花を楽しむトピアリーも、管理の方法はその樹木の一般的な管理方法と同じです。
ただ小さいものだと風に弱いので、特にスタンダード仕立てのものは倒れないように、しっかり支柱で支える事が大事です。
トピアリーの効果的な使い方
エントランスに左右対称に置く
フォーマルな印象の出やすいトピアリーは、エントランスに左右対称に使われる事が非常に多いです。
日本の小さな玄関だったとしても、トピアリーの鉢を左右対称に置くだけできちんとした印象を作る事ができます。
対照的な形の植物と組み合わせる
同じ形のトピアリーだけだと単調になりがちですが、正反対の形をした植物と組み合わせると奥行きや深みが出て、お互いの良さを最大限に引き出す事ができます。
丸く綺麗に刈り込まれたトピアリーに、対照的なまっすぐツンツンとした形の植物を合わせ、下に垂れ下がる藤がとても印象的。
マルチングを使う
特にスタンダードのスタイルのトピアリーは、土が丸見えになるので何かしらでマルチングをするともっと素敵に。
ローリエやオリーブ、ローズマリーを使うならマルチングは化粧砂利などが映えるし、ボックスウッドやマートルなら苔を使ったマルチングも。
季節に合わせてパンジーなどの草花を使うのも楽しいです。
クリスマスにはナッツや小さいりんご、シトラス系のフルーツでマルチングするのもオススメです。
プレゼントにも素敵ですよね。
楽しみ方は無限大
トピアリーとして使う植物選びだけでもワクワクしますが、どんなスタイルにしようか、どんな鉢に入れるか、何でマルチングしようか考えると、楽しみ方は無限大。
トピアリーの良いところは、比較的安価に手に入るローズマリーなどで自分でトピアリーを作ったとしても、鉢やマルチングの組み合わせでとてもハイスタイルな作品を作る事ができる事。
例えばどんなに小さなトピアリーだったとしても、小さめの可愛い鉢に植えてリボンなどを結べば、それだけで立派なインテリアのデコレーションアイテムになります。
スタイリングのちょっとしたヒントといえば、トピアリーは鉢を一回り小さめの鉢に入れたほうがバランスが取りやすい事。
小さいトピアリーを大きな鉢に植えると貧弱に見えてしまいます。
風で倒れないように、支柱をしっかり使う事も大事。
鉢やマルチングと組み合わせ、ぜひオリジナルのトピアリーを楽しんでみてください。